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真実の樹下で約束を  [伯爵と妖精]


伯爵と妖精 真実の樹下で約束を (伯爵と妖精シリーズ)


シリーズ27冊目 妖精国への旅路の終着点でもあり
最終章への序章でもあるそんな感じがしました。
後書きにも終わりが近いと書かれてることだし、あと数冊で完結なのかな
ここのとこコバルトは嘘姫といいヴィクロテといい完結直前に連続刊行なんて
やってますが、伯爵と妖精もそんな展開になるのか気になります

と下書きうだうだ書いてる最中コバルト公式ツイッターで伯爵と妖精クライマックス宣言
ラスト近いことが確定… 少し複雑な気持ち

そうそう今携帯サイトでアンケートに答えると真実の樹下の表紙の壁紙がゲットできますよ
あと乙女チック通信に書いてあるのと同じ谷さんのコメントも読めます

今回の話、糖度はそれなりにあるんですけど密度も濃くて
エドガーに余裕がなくなってるからでしょうけど終止重い展開でした。

ところでジミーって最後にでたのはロンドン橋でしたっけ?

以下ネタバレ ぐたぐた感想文です





いきなり海難事故シーンから
前回なんとなく駆け足のような気がしてたんですけど、
震災や津波の影響で意図的にこういったシーンを外したからじゃないでしょうか?
伏線としてアーエスのところのマーメイドもいますし、ストーリーに海が重要なだけに
いろいろ配慮しなきゃいけないこともあるだろうし大変だと思います。

しかし妖精国の魔力の影響でプリンスは活性化しエドガーに余裕がなくなってる
ほんとぎりぎり、みていてかわいそうなくらい

ところどころ糖度あるんですよ、それでもつらい、まるで別れを予感させるようで…

エドガーに見逃されてちゃっかり船に乗り込んでるユリシスと
勝手に船に乗り込んでるダネル
リディアもエドガーがプリンスの影響をうけて変わっていてユリシスを招き入れたのか
いろいろな事態が重なり不安になる。

たどりついた妖精国も悪しき妖精の魔力の影響で過去に埋められていた悪しき竜の頭が活性化し
滅びが近づいていたりと
希望はもうないんじゃないかと思ったり…

あっさりわかったのはダイアナがグラディスだった
つまり100年前からフランシスは生きていたんですね。
そうだとするならいろいろ納得がいくことも多いが、100年前から生きてるグラディスの
親友の妖精に激しくうらまれてる(笑)

そしてダネルが双子、海の鎖以降あやしい行動をとっていたのは
すべて行方不明だった双子の兄ニールがやっていた
というか白き翼でリディアに子供を産めないっていったのは
ダネルでいいんだよね?それとも実は兄の方ってことないのかな?

過去の預言者と反逆の妖精博士も双子
災いの王子も双子だし、妖精国崩壊要素の原因をそもそも過去の伯爵家の双子の兄弟
テランとナックラヴィも双子って双子率高い
意図的に双子をだしているところをみると、リディアが妊娠した場合
双子の可能性が高いんじゃないかと少し不安です

ロタとポール挿絵ありで、二人の関係に進展があったのは喜ばしい
しかし親友の為にフィルチリースに導かれ魂だけで妖精国へ上陸してリディアを助ける
ロタは本当に強いね。
ところでパトリックはフィルチリースにも責められたでいいのかな(笑)

ジミーとユリシスの関係
牧羊犬だった過去とユリシスの関係は本当に悲しい
彼らも犯した罪もあるけど反逆の妖精博士の犠牲者ですよね

しかしレイヴンはほんとに成長したね、ニールと対峙したエドガーが幻の中で
動揺して思わずというシーンにきっちり止めるんですよ
このシーン彼の心の成長を強く感じました、ニコさんともケリーはさんで
いい関係を築いてるしほんと一番成長してると思う

赤いムーンストーンはフランシスがもってました、義眼の中に入れていたのは
どうなのかな、想像するとあれだけど(笑)
ダイアナは自分たちの子供の墓へ隠していた
なるほどだから紅いフォックスグローブが咲いていたんですね
妊娠しても病気の関係で残り少ない命で子供を産めない体だとわかっていた
そして別れた恋人に死後届くように手紙を書いた彼女の気持ちを考えると…

ニールは100年前に奪われたドラゴンの卵に魂を宿した反逆の妖精博士に取り付かれている状態
つまりすべての元凶はまだ生きている
反逆の妖精博士は妖精国に眠る悪しき竜を目覚めさせるために災いの王子を作りだし
自分の力を誇示し支配者になろうとしている存在

多分、きっとラスボスはこいつ的な反逆の妖精博士
いままでヒーローであるエドガーの中に敵がいる状態でだったのが
それを支配しようとする存在の登場で対立構造がわかりやすくなったよね

ダネルの兄が反逆の妖精博士になったことで、ダネルの立ち位置も
そもそも過去の反逆の妖精博士は双子、片方が死ねばもう一人もそうやって
処刑をしてきたそしてダネルも…だけどいきてるような気がするんですけどね

妖精国崩壊の原因の竜の頭を紅い弓と矢で止めるなら、プリンスを一時的に封印できるけど
エドガーのシルヴァンフォードの火事の夜以降の記憶も消える
リディアを愛したこともレイヴンやアーミンとの思い出もすべて…

それをわかっていても、二人は実行を決意します
まあ最初はエドガーは妖精国の伝説をヒントにユリシス殺す気だったみたいですけど、
リディアの説得でユリシスを信じて彼に弓を託す。


そのユリシスも…ジミーをかばって

最後に犬と少年は救われたと信じたい

リディアとエドガー、もう一度プロポーズの約束
きっと思い出すとは思うんです、ロンドン橋でリディア記憶喪失があったから
エドガーもあるとは思ってたんだけど、この時点であるとは思わなかった
てっきりエドガーはプリンスに支配されて記憶なくすんじゃないかと思ってた(笑)

今回ロタが親友の為に活躍したから、次はポールがエドガーのためにがんばって欲しい
ポールのことならエドガーは覚えてる
ただシルヴァンフォードの夜ってどこまで覚えてるのか、
記憶はなくても知識はあるのでしょうか。
しかし10年記憶がなくて自分が成長してるならそれこそ妖精に惑わされたと思いそう
でももし倉庫までの記憶があるなら、救うと少年であるエドガーが約束した妖精は
ロザリーやドーリスでなくリディアになると思う
そうであって欲しい

あとうさんくさいフランシスはシーリーコートの力を手に入れる手段も含めて
まだなにか抜け道しってるんじゃないかな
でないとなにも記憶のない力のないエドガーがラスボスと対峙するって
ことになるし、青騎士伯爵になれないでしょう
とするとやっぱりリディアのブラッドストーンが鍵なんでしょうか

次は早くて1月?早く続きが読みたいけどラスト近づくジレンマが

完結しても番外編を何冊か書いて欲しい
とくにフランシスとダイアナは読みたいけど無理かな…




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